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田舎の行事

今日は、奈良県南部・吉野に行っていました
実際の位置的にはそう山奥でもないのですが、十分『山奥感』のあるところです

ココにある「丹生川上神社・下社」に用事が有りました(詳細はWikipedia参照)

明治時代に国家神道に組み込まれて以来は、
元の神職家系が神主をしているわけではなく、正式に資格を取得した神主さんがやってくれています

有体に言ってしまうと、
先祖代々こちらの神職をやってきた数軒の家系の当主が春秋に集まって、
春分・秋分の神事を執り行うというものですね
それぞれ、近在の村で農家をしたり街に出て会社員になったりとさまざまですが、この時には集合します


境内の大楠木

私は、その元神職家系のうち、一つを継いでおりますので、
もう何年も前から、お彼岸の時期には旅行だの遊びだのには外出できません

それが苦になるとかではなく、千年以上も引き継がれてきた物をキチンと次に繋げるという、
カネで買えない・努力しても得られない天与の立場を本気で大事に思ってます
(まぁ、人によっては時代錯誤だのバカバカしいだのと切って捨てられるかも…)

この神社は、明治・大正までは自前の馬場をもっており、神馬を飼っていたのですが、
戦前あたりから絶えていました。それも数年前には馬を寄進してくれる方がいて復活

両方雄馬ですので、ちょっと自主規制

諸説ありますが、『絵馬』というのは
この神社に祈雨(黒馬)・晴雨(白馬)の祈願として馬を奉納していたのを略式として絵に描いた馬にしたのが始まりといわれています
(起源主張については、かなり多数の神社が同様の事を言ってますがw)

我々が神事を執り行っている際、「今日は境内に外人さんが多いな~」と思っていたのですが
なんとおフランスから結婚式を挙げに来られていたそうです

なんだか、神社好きの人の間では口コミとかで徐々に人気上昇中らしいです(なぜ今?)

デアゴの「週刊・日本の神社」(だったっけか?)の、年明けの50巻記念号はココの特集だそうですよ
なんかスゲェ…

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No title

(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
神社好きですよ、トミーテックの神社セット持ってるくらい(笑

宅急便で住所等を記す際に、神社仏閣と関係ある方では?
と思ってたのですが(もしや摂関家の末裔とか)
なるほど、記事を読んで納得です。

私の先祖(祖父方)は、山伏?だったそうです。
もしかしたら、そちらのご先祖様と16世紀中頃に会ってたかもしれませんね。

No title

wikiを見て、祭事で人身御供になりにいったか・・・(だれがやねんww) あ、うちも家系が古いですよ(家族は昔から筆不精なのか家系図はなく不明♪)そしてうちの先祖は12世紀ごろ会ったかな

No title

>メロウリンクさん
うちの名字は、県内に限っては珍しくないのですが、物の本によると全く別系統の家系が存在するそうで、
同姓が県内に多いのはタマタマっぽいようです
先祖代々、裕福だったことはないそうなのですが、後ろ指差されることも又なかったようなので
自分もそういうスタンスで行こうかな?と

確かに、今、こうしてご縁が有るのも先祖のご縁が有ったのかもしれないですね~

トミーテックのアレ、出先で見かけて欲しかったのですが持ち合わせが少なくて買わずにそのままです
ちょっと改造して配置をいじれば、ココのなんちゃって模型も作れそうなんですが…

No title

>如何様さん
いま、まともに生活できてるのは、御先祖様がまっとうに生きてくれてたおかげだと思ってます
如何様さんトコも遠くないし、遠い昔にご縁が有ったかもですね~

人身御供はWikiにあるようなモンで、別に誰かを前の川に叩っ込むとかじゃありませんてw

No title

あー
昨日は京都の墓へ参りに行く予定でしたが
娘の体調不良(というか身体は全然OKですが、顔とかにブツブツが・・・・・)で断念・・・

はさておき

神社はお正月にしか行かないかな~

あ、、そいやそろそろ七五三に行かないと・・・・

No title

写真で拝見しても厳かな雰囲気が伝わりますね~。

自分は生まれも育ちもほどほどの規模のベッドタウンで、自分の生まれた頃に開発された市だからそういうルーツというか、地縁みたいなのって全然無いんですが、嫁の実家は山奥の限界集落というか、まぁ今は観光地ですけど、もともと平家の落人の末裔説まである土地で、実家のすぐ横にある古い神社は神主さんいなくて義父がお守りというか、行事のとりしきりをやってますね。
その隣には国の重文になってる古民家あるし、俺は年に1回ぐらい行くだけですけど、かなり由緒ある土地ですね。民謡とか村の祭りもかなり伝統あるみたいですし。

俺の実家の祖先は両親とも普通の小作農家だったみたいですw

No title

>真キムさん
イヤイヤ
小さいお子さん連れて出るというのは大体ソンナモンですって
わざわざ墓参りに行こうと思った、その時点で、ご先祖様的にはオッケーくれてると思います

今回こんな記事書いといて言うのもなんですが
所詮は「セレモニー・形」なんで、気持ちだけは持っといて
出来る時に出来るだけ。でイイんだと思います

No title

>アイラさん
かく言う私自身、既にここの村の出身では無く、街で生まれて街で育ったので
自分の故郷と言うより、先祖の場所と言うかルーツとしてある意味ドライな見方してる部分もあります…

でも、自分がどこから来た存在か?をハッキリ判って居られるのは幸せなことだと思います

これから落ち葉の季節なので、神主さんや禰宜さんは掃除が大変なんですが
余りキッチリ掃除すると、カメラ持って観光で来た人に
「少し落ち葉が無いと絵にならん」的な文句まで言われる事も有る程、以前より格段に参拝の方が増えたんだそうですよ
落ち葉くらい少し待ってれば落ちるってw
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その他バカ話も好物です

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