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電動歩行ブースカ レストア計画(その2:再塗装の下準備)

入手した時点でクチバシ(っていうのかな?)やお腹の白い部分の塗装がひび割れていたので
除去して再塗装しようと考えたのですが・・・

どうも雲行きが怪しくなりました



最初、ラッカー用の薄め液で溶かしてふき取ろうとしていたのですが
確かに溶けてはくれるのですが、異常にガンコな塗装でした…
どうやら、ガチのラッカー塗料だったのでは?と思います
で、その下から現れたのが、これまた、ガチのラッカーパテがモリモリの顔面

どうやら、50年前当時のレベルを大きく超えて、劇中のブースカにもっと似せようと改修していたようです

ワタシはというとレストアが目的なので、申し訳ないですが全部リセットすることにします



フタの出来るカンカンにガラガラっと入れて、薄め液をドバドバ
数時間経てば塗装が浮いてきましたので、タワシや歯ブラシでごしごしして、塗装は除去できました

パテの方はもっとしぶとくって、ヘラやらニードルやらで物理的にこそげ落としました
流石に薄め液のおかげでプラよりは柔らかくなってたので、
どうにかこうにか発掘化石のクリーニングみたいな作業を済ませると・・・

こうなりました
どうやら、顔面以外はオリジナルの状態を保ってくれているようです
ラッカー塗料の層がかなり厚かったので埋もれていましたが、
全身にわたって、かなり細かく繊細に毛並みのモールドが施されていました



眼をちいさく、クチバシを大きく、くちびるを一部いじっていたようです
それに伴いおでこの斑点のモールドも上にずらしていた模様



幸い、うっすらと元の毛並みや改造範囲も判別でき、
ノスタルジックヒーローズの電動モデルをコピーしたソフビの画像と首っぴきで復元しました
オリジナルだと、随分と目が大きくなっていますね


この作業に、数日かかっていますが、ここからは早かった(過去形)です
まだ写真を撮ってないんですけど、実はもう組立・塗装まで作業は完了してたりします


明日くらいに最終報告の予定です~
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No title

顔面の改修とは、前オーナーさんも、相当の凄腕だったんですね~。
ガチのラッカー塗料ってのも、歩行によるスレで塗膜はげたりしないための工夫なんですかね~。

そして次回もうレストア改修完了ですって!?
仕事はやっ!
期待してます。

No title

ラッカーキレイにとれましたね~!

しかし上に写ってるタックアローとスペースやはりカッコいいナァ♪

No title

塗装落としだけでも大変なのに、パテまでこんなにきれいに。
化石の採掘映像を思い出しました。
キットも長年の厚化粧から解放されてスッキリしたでしょう。

No title

> たけおさん
そうなんですよ、前オーナーさん曰く「50年ほども大事に保管してた」という事でしたのに
改造のレベルが現代レベルで、ほとんどオーパーツみたいな感じです
ただ、使用しているパテやら塗料やらの感じが、どうも普段使いなれている物とは「どこか違う」んですよね~

おかげで、薄め液風呂ではパテが取れてくれなくって難儀しました~

この作業の場合、待ち時間はたくさん発生しますのでその間に並行作業もできますし、
なんせパーツが少ないですから進みだしたらアッというまです~

No title

> スチュピッド6さん
ラッカー、最初ふつうにふき取ろうとして、かなり苦労しましたが、薄め液風呂で何とか取れてくれました
それも、「溶けて流れる」というよりは「柔らかくなって膜状にはがれる」って感じでしたけど…

タックアローの方も無事完成しました
天気がいいので、さっき外で何枚か写真撮ってきましたよ~

No title

> モン太郎さん
普段使ってるタミヤパテとかなら薄め液風呂で一緒に溶けてくれるのですが、
まったくそのまま、微妙~に柔らかくなって取れてくれませんでした…
アイスの棒とかつまようじとかの『プラより柔らかくてパテより硬いモノ』を適当に見繕ってゴリゴリと引っぺがしましたよ
臭いし手は疲れるし、結構大変でしたがその分綺麗になってくれて、それだけした甲斐は有ったかと思います

No title

当時のマテリアルなんですかね?
パテはあったんでしょうか?車用なんですかね。

No title

改造された物を元に戻す作業って、なかなかありませんよねw
それも、塗料や材料が不明ってのも難儀ですな。
それでも、ここまで戻せるテクニック&知識が凄まじいですw

前オーナーも改造済みって言ってくれればいいのにw

No title

> メロウリンクさん
見た目はタミヤパテそっくりなんですが、プラモ用ラッカー系薄め液ではびくともしません…
多分、ペンキとかの下地に使うラッカー用のパテだと思います
タミヤパテが普及する前はコレを使うかチューインガムを使うことが多かったですね
厚盛りし過ぎると溶剤分でパーツが軟化するという曲者ですw
タミヤパテは、そこらの扱づらさをプラモ用に扱いやすくチューンしてくれてるんだと思います

No title

> 骸骨丸さん
確かに、ヤフオクでの初見の感想で、「メッチャ似てるけど、ここまで似てたっけ?」という疑問は有ったのですが、
「塗装で化けた」という類かな?とか都合よく考えてました

そもそも今まで実物を持ってなかったので「正解」を知らなかったというのも有りますね…
修復作業は、これ以上いじられていたら戻せなかったぎりぎりのラインでした
何とか、元の形状を読み取れる程度には残っていたので何とかどうにか…

確かに、改造済みって明記しておいて欲しかったのは有りますが、まぁ何とかなりましたし結果オーライです

No title

最初の状態、顔似てましたよね~。
50年前のマテリアルであそこまで持っていく愛と技も超絶、
それを元に戻す研究者の愛と技もまた超絶です。
ホントスゲエ。。

No title

> ごんちゃっくさん
正直、せっかくの力作を引っぺがしちゃうのも少し気が引けたんですが、
もう、ある意味「意地」みたいなモンですねw
それもまぁ、何とか復旧できる目途が有ったからの話ですが…

最悪、征くも戻るもできずに困り果てることにもなりかねませんでした
危ない危ない

No title

あ・・
なんか大掛かりなことになってたんですね
上から順番に読んでビックリw

No title

古いキットを作る上で、改造して似せるか、そのままの味を残すかは迷うところですよね(^o^;)
今回の場合、前所有者は前者で、へてかるぴさんは後者を選択したわけで……まさにお互いの技術と意地のぶつかり合いでしたね(笑)
完成写真が楽しみです♪

No title

復元お見事ですね〜🎵

まさかの疑問的中で50年前の大改修の発覚。そのレベルの高さと垣間見える作品愛。それらを振り払い初志貫徹レストア作業敢行。難題乗り越え完成間近。

第三者目線からするとかなり面白いエピソードですよ

もしかしたら元オーナーさん改造したコト忘れてたかもしれないですね。

No title

> g_2ggdさん
正直、まったく予定外でした
実に、実に危ないところでした~

No title

> ももおさん
これで、元の改造がヘタクソだったら見て明らかですし、心おきなく修復もできるのですが
ホント、ヒビの入った塗装を取るまで気づかなかったほど上手によく似せてありましたからね…
新品キットにニッパー入れるときと似た、決心というか覚悟というかが必要でした…
いったんリセット作業を始めてからは、元オーナーさんへの義理みたいなものも勝手に感じちゃって、意外とそれもモチベになってたりしました

No title

> ソリッドさん
元オーナーさんが加工したこと忘れてたってのはマジであるかも~
なんせ半世紀ですからね~

本人的には、
「動力も直ったし、あとはバカチョンで組立てて塗装すればオシマイ~♪」からの急転直下で大ピンチでしたがw

No title

チューインガムは、タミヤの古いキットだと今だに書いてますよw
砲塔カバー再現にビニール袋とか。

マルサンカラーで塗装したんでしょうか?
あれは、専用シンナーじゃないとダメだと読んだことあります。

前オーナー氏に質問したいですね。
こういう昔話が好きなので。

No title

> メロウリンクさん
チューインガム云々って、今でもまだ書いてるんですかw
流石に古いキットだともう直す気も無いんでしょうかね~

マルサンカラーでの着色ってのは有りそうですね
「薄め液風呂」で、溶けずに膜状に剥がれたりしたので溶剤成分そのものが違うんでしょうね~

ヤフオクは少し前から双方のメアドを公開せずに取引する様に変わったので、送り元の住所との郵便連絡とかでもなければ直接連絡できませんね…
前オーナーさんがこのブログを見つけてコメでも付けてくれたらそのあたりも聞けるんですけどね~
プロフィール

へてかるぴ

Author:へてかるぴ
旧キット大好きなおっさんです
その他バカ話も好物です

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